妊活をしている人のなかには、着床したときに生じると言われている「着床痛」について気になっている人はたくさんいることかと思います。

着床痛は医学的に根拠のないものではありますが、これまで妊娠を経験してきた多くの女性が「着床痛を感じた」「時期的には着床痛で間違いないはず」と言っているので、あながち軽視することはできません。

着床痛の症状は、下腹部痛や腰痛などがあります。下腹部の痛みは、針などの細いもので下腹部をつつくような「チクチクとしたもの」がよく挙げられます。

そのほかには「軽い生理痛のようなもの」を感じる人もいます。また、腰にズーンと重たいような痛みを感じる人も多いです。これは骨盤が妊娠出産に向けて急ピッチで準備を始めていることが原因だと言われています。

こうやって着床痛の症状を見ていると「生理痛によく似ているな」と感じることかと思います。

実際に生理痛と間違える人は多く、着床痛を感じて「もうすぐ生理が来るな…」と誤解し、構えていたらいつまで経っても生理は来ずで、実は妊娠していた…なんてパターンもよくあります。

それほどよく似ているなので、出来ることなら着床痛と生理痛の違いをよく知っておきたいですよね。

率直に言うと、着床痛と生理痛の痛みの明確な違いはありません。同じ子宮内で起きている痛みなので痛む場所も同じですし、着床痛が生理の序盤と全く同じような痛みだったという人もたくさんいます。

着床痛と生理痛の明確な違いを言うのであれば「痛みの原因」や「痛むタイミング」などを比較するとわかりやすりです。

着床痛の痛みは、子宮内に辿り着いた受精卵(正しくは「胚盤胞」と言います)が、子宮内膜に潜り込もうとしたときに生じる刺激によって感じると言われています。

無事に潜りこむことが出来たらそれで着床完了(妊娠成立)となります。着床痛は、平均的に排卵からおよそ7日後くらいに感じ、その痛みは1日から2日ほどでおさまるもので、気が付くを終わっています。

なかには、着床痛を一緒に着床出血(受精卵が着床をする際に、子宮内膜を少しだけ傷つけてしまって起きる出血。こちらも1日から2日程度でおさまる)がある人もいます。

下腹部の痛みや生理初日のような量の出血など、とても生理の初めに似たような症状がなので「かなり早く生理が来ちゃったかな…?」と思う人も多いです。

一方、生理痛とは、妊娠に向けて子宮内膜を分厚していたけど、妊娠が成立しなかかったため古くなった子宮内膜を外に排出する(生理)ために生じる痛みです。

生理中には体内で「プロスタグランジン」という物質が分泌され、子宮内膜が剥がしたり、外に排出させたりするために子宮収縮を促します。

この子宮収縮が生理痛の大きな原因になります。生理痛は、基本的には生理が始まってから生じるものですが、人によっては生理が始まる前からある場合があり、生理の前日から2日くらい前から感じることもあります。

この時点で少なくとも排卵から12日以上が経過しているので着床痛であるとは考えにくいです。

このように、着床痛と生理痛の違いを比較するのであれば、「着床痛の場合は、妊娠を成立させるための刺激、生理痛は妊娠が成立しなかったので子宮内膜をリセットするための痛み」などの痛みの原因の違いや、「着床痛は排卵からおよそ7日後、生理痛は排卵から12日後から生理予定日」などの痛みのタイミングの違いを見るといいですよ。

妊娠を希望していると、どうしても早期に妊娠できるかどうかが気になってしまうものです。

しかし、あまり気にばかりしていると本当は何もないのに「着床痛を感じた!」というような錯覚を感じることもあるそうなので、後々ガッカリしないためにも気をつけてくださいね。